建設キャリアアップシステム
建設キャリアアップシステムについて、最近は非常にお問い合わせが多くなっております。
建設キャリアアップシステム(CCUS)は、技能者ひとり一人の就業実績や資格を登録し、技能の公正な評価、工事の品質向上、現場作業の効率化などにつなげるシステムです。システムの構築に向け官民(参加団体:日建連、全建、建専連、全建総連 等)で検討を進め、2018年春から技能者・事業者の登録を開始し、2019年1月から3月まで利用する現場を限った「限定運用」を実施した上で、2019年4月から「本運用」を開始した新しい仕組みです。
ご依頼いただいているのは、下請け業者さんが、元請業者さんから登録を要請されているという状況がほとんどです。システム運用が本格的に始まりつつあるということですね。
CCUSの主なメリットは以下のとおりです。
1,事業者にとってのメリット
技能者の就業状況等を容易に確認できるほか入退場にICカードを使うことにより、現場の入場管理等の効率化が図れます。
2,技能者にとってのメリット
自分の資格や就業履歴を証明できるため、働く現場にかかわらず適正な評価と処遇が受けられます。
システム登録していないと入れない現場が増えていくことで、経費の考えではなく、従業員の方の処遇改善に役立て雇用の確保をしていこうというお考えの業者様が増えていくことが業界にとってもプラスになると良いと思います。
システム登録には、大量の事業者情報、技能者情報の整理が必要となる上、登録手続きに時間や労力を取られます。
当事務所では、CCUS拡大に向けて積極的に登録代行を行っておりますので、ご検討中の事業者様はぜひともご相談いただければと思います。